Monthly Archives

7月 2007

経験

好きを

例えば スキを   もっともっと強く 探して 好きを 自分の好きを もっともっともっと 淘汰させていけば それはもっとも美しい姿に なっていく そのために なんとなく なんとなく好きだなあから もっと わたしは これが好きであると そうやって はっきりいえるくらい 自分以外の全員が 「まあいいんじゃない」 って言うなかで じぶんひとりでも 「これでないとダメなんだ」と 「良くないよ」って […]…

しぜん 外国での暮らし

ナツ

潔いほどの   ナツ   せんたくものが2時間で乾ききる 思わず3回せんたくきを廻す土曜日の朝 からだにまとわりつく熱の塊 ここまでくると激しく気持ちいいほどに 潔いナツ 窓を全開にして今日は 外の音にまけないくらい大きく音楽を聴いて   何ヶ月かまえから時計は止まったままで 動かない秒針にすら気づかぬまま盤を眺めていた もう7月も後半 ナツのど真ん中だったことを知る […]…

経験

24歳の鍵盤

機械が全てやっているようなこと 無機質で温かみもないようなこと その裏側をしってしまえば 全ては一からゼロから人の手によって作られている。   どんなに複雑に このさき百年後 どれほど科学が進歩しそしてもっともっと どんなに難しい仕組みになったとしても   その根っこには どこかの高校生の娘がいるおとうさんが そのけだるい水曜日にめんどくさいなと思いながら 作業をしたその生きて […]…

経験

22歳の鍵盤

わたしは仕事をしていないと もしかしたら死んでしまう わたしが22歳のとき 妹が「22歳の私」をテーマに作品にした ショート映像のタイトル。 今でも思い出しては見る   ここでいう仕事というのは 週に5日はたらいて手取りでいくらもらってという そういう意味での仕事ではなく 自分が出すことのできる100パーセントを しっかりエネルギーに変えて還元することができなければ 死んでしまうというこ […]…

経験

知らぬ間に 珍しく開いた蓋が なぜだか一向に閉じてくれなくて   蓋が 開いたままでは いつもは見えないものが見える   決して 決して 内に入ってはいけないものたちが   次々と 奥のそのまたおくに チリ積もっていくのがわかった   どうして きょうふと気づいたら 蓋は開いていて どうして今日だけは 閉じなかったのか 不思議に思ったが   開いた […]…

いのち 外国での暮らし 経験

子猫

手のひらに乗るほどの子猫 小さくてまだ生まれて何日もたっていないだろう子猫   フアイハイルーと シーザンルーの おおきいおおきい交差点の脇に続く その歩道のど真ん中   わたしの手のひらと同じくらいの ちいさなちいさな子猫     びしょぬれに濡れて まるくうずくまって その小さな顔がみえない   高いヒールの くるぶしで結ぶ紐が解けてわたしは […]…