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9月 2007

外国での暮らし 経験

結び目

そうそう。 結び目は、綺麗にととのっているほうが、いいよね。   ひらり解けてしまいそうだったり 不格好なチョウチョウ結び 下手したら絡まったままで 横に結びたいのに何度試しても縦 結び目は 結び目はそう 着物の帯留めのようにきちんと形まで整えてから やっと完成するってもので。   呼吸を整えて 焦らずにまっすぐ顔をあげて家までの道 たくさんの人の顔を思い浮かべながら すぐそこ […]…

こたえ しぜん

突風

しんみりしている場合じゃない 感傷に浸ってる場合じゃない 秋の雨に濡らされてる場合じゃない 静かな季節入り口でドアを開けるのを躊躇して 風の便りを待ってばかりじゃ進めない 何かを恋しがって夢見てるだけじゃ手に入らない 風の神様ともっと仲良くしとくんだった ピヨっと携帯に電話して「まあまあ速いのヨロシク。」って 言えるくらいにしときゃよかった 雑巾の匂いの水もドブの間を歩くよな日々をすり抜けて 突風 […]…

経験

鳴き声が聞こえる

誰かの鳴き声が どこからともなく聞こえて   わたしは いまこの目の前にあるものを全て一旦停止 その鳴き声に耳を傾ける     たくさんのものに目移りをし たくさんのものに憧れそして 欲張り誤り右往左往をして今 まっすぐにやるべきことが見える   呼ばれ引かれゆく風に ゆるやかに 目を閉じて ココロをゼロに近づけるとき 何よりも 強く 優しい そして広がる神 […]…

外国での暮らし

長い帰り道

ここは中国で わたしは日本人で あなたはもうすぐイスラエルで   へたくそな中国語は聞き飽きた 無意味なフランス語は淡い差し色みたいに私たちを彩って 易しい英語を選ぶあなたの優しさで私は満たされて ひとつづつ増える私の大切な日本語を挟んで並び歩き 胸を押さえて祝い囁く今夜のヘブライ語 言葉というのは何て 尊くて美しくて私たちを繋ぐ橋で糸   手ぶらの帰り道 携帯も財布ももってな […]…

外国での暮らし

ひとりのよる

こうしたひとりの醍醐味は たくさんのひとのなかの自分と たくさんのひとのなかでさがす君の顔   こうしたひとりの醍醐味は ひとりでかえる帰り道と 目を閉じておもう君の顔 わたしが楽しい夜を過ごしたならば 君の楽しい夜を祈る そしてまた ふたりの夜に ふたりぶんのひとりの夜を交換しあう ねむるまでふたりぶんの体温を感じて おきた時にふたりぶんの光を共有する   夢で会えるように […]…

外国での暮らし 経験

刹那

外国という場所で過ごしていると実に 刹那の極みみたいな瞬間に立ち会うことが多い 今というその時間達は 今しかそこにいなくて ほらもう今じゃなくてさっきに さっきが気づいたら 遥か彼方へ流されて   そのなかで学ぶことは多い 儚い美しさをどれだけ感じて追いかけて抱きしめられるか いつだって いつだって真剣勝負 選ぶ瞬間の刹那も 結果訪れた刹那も 焦ることではなく大切に抱きしめることを胸に抱 […]…