Monthly Archives:

2月 2017

  • いのち おもいで しぜん

    穴を掘る

    夢見てきた魔法が すこしづつ使えるようになってきて わたしは裏山に来たのだ   裏山なんてドラえもんのセカイにしかないと思っていたのに うちのすぐ裏っかわは山だった   裏山に、もそ君の真似をして わたしは穴をほる。 いつでもどこでも穴ほりが趣味だったもそ君みたく スコップなんてもってないから おたまの柄でがりがりするのさ 穴なんてほった記憶は思い出しても見当たらないし がりが […]…

    02/23/2017
  • 外国での暮らし

    こぼしてきたやさしさ

    やさしさを 砂粒みたいなやさしさを ガラスの瓶の割れ目から全部こぼしてしまったから 中身は空っぽになって 空っぽになって初めて ピンクの砂の路が後ろに続いていることに気づく   もう一度ガラスは温かい色に染まるだろうか まずは割れた瓶をなおせるのだろうか とりかえしは つくだろうか そうしたら もう一度本物の光に出会えるだろうか   どうしてもあの奇跡のようなやさしさが 忘れら […]…

    02/21/2017
  • ひとりごと

    記憶が支える

      私を支える数々の記憶を 毎晩日替わりで夢に見ながら 朝はやってきて また陽は落ちて 日々は移ろい行く いまこの私を支えているのは今数々の記憶 蒸し暑い真夏にべろんべろんに酔っぱらったキスの記憶 知らない町を彷徨い海鮮丼を食べた記憶 音の波の中でゆらり指をくわえた記憶 好きな顔ぶれに囲まれ安心しきった記憶 手を引かれ黙って涙を流した記憶 ほんとか嘘か夢だったか 何億もの記憶に支えられて […]…

    02/21/2017
  • 外国での暮らし

    充電器は、机の引き出しの、3段目。

      電話口の向こうで、 彼はつぶやく。   「カメラの電池なくなって、 充電どこにあるかわからんしそのままやねん。」     ◯ わたしと彼は、一年とすこしの間一緒に暮らしていて、 彼は私がいないと 靴下がどこにあるのかもわからないような人だということは、良くわかっていた。 一緒に暮らす男女間において、とても、よくあるハナシだ。 私はそれを、いきがいのように […]…

    02/08/2017
  • 理由

    10-07-2008           理由なんてのは、そうそう ただ 僕が君を好きだってのと同じように 理由なんてのはどこにも見当たらなくて それでいい   理由なんてのはもともとなくて 理由なんてのはそもそもいらなくて だから いつものブラックのコーヒーに きょうはミルクと砂糖を入れてみる とか   そこに、りゆうは必要か […]…

    02/06/2017
  • 経験

    月に一回の歯医者

    오늘밤은 어둠이 무서워요/ 10cm [from Life]       3ヶ月くらいから歯が生えていた 私に負けじ劣らず食い意地のはった息子 5ヶ月くらいから毎月歯医者に通っている 今数えたら、ほぼ2年くらいになるのだな。   7月の、夏の暑い日に   好きな人に初めてメッセージを送り始めたころ そんな頃も同じように歯医者に行って 診療台の上で […]…

    02/05/2017