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かぞく

いのち かぞく

山下とセラピストとわたし

山下に感謝の夜。彼にであえてよかった。 ご購入いただいて読んでくださったみなさま、どうもありがとうございます。☺️ 2015年と2019年の離れた時空をつなげる作業中😅       26 ユウ君 2019-6-30      ユウ君からはじめて電話がかかってきたひ up しました 25 愛してるよが初めて山下に届いた日 毎回 […]…

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23 ちんこ

「ちんこの写真以外は、載せていい」   山下は、うどんの上にしょうがはのせないけどネギとゴマは置いてもらって構わない、みたいな言い方でそう言った。 ひとつだけ念のために言いわけをしておくと、わたしは男児の母だけど、ちんこちんこと平気で口に出せるような破廉恥な人間ではない。うんちはかわいいから言える。それは母の愛だ。 とくに奥ゆかしい女を演じたいともおもってないけど、自分がつかうことばには […]…

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22-2 ごめん

わたしは、彼に、大事なことは「離婚をすること」ではないということを説明しつづけた。 離婚をするのかどうかが大事なのではなくて、それは「自分の意思」で決められることを、まず理解することが大事なのだ。   最後のほう、わたしにとってもはや山下が離婚しようがしまいが、割とどうでもよくなっていた。ほんとうにそれは王将で餃子が売り切れていたことくらいどうでもよくて、ただ延々と人のせいにして隙あらば […]…

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21 癒しとはそういうもの

人間の潜在意識というものは、知れば知るほどあっと驚くことばかりなのだけど、そのうちのひとつに、ひとは何かを癒したいと思ったときに、傷ついたときと全く同じ状況を見事なまでにつくりだすという特徴がある。 それは、自分で「なにかがおかしい」と気づくまで何十回と繰り返される。 たとえば繰り返しいろんな人とつきあうのに、必ず最後は同じように終わるとか、必ず同じようなところでいやな思いをする、というのにはちゃ […]…

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20 リュウジとマイ

いつか、山下と一緒に過ごしたのは2015年の暮れのことだったのだけど、その短い数ヶ月のあいだ、たった2回だけ、彼に心をわしづかみにされたことがあった。 一回は大げんかをしたかたしか別れ際のときで、なにが起こったのかよく覚えていないけれど、わたしは山下の家の、2回から階段を降りた玄関のそばで、突っ伏して泣いていた。 激しい嗚咽と、まだ山ほどいろいろ抱えていたわたしは、山下の気持ちがあっという間に冷め […]…

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19 ビール

朝一で病院に担ぎ込まれたわたしは、待合室でもほとんど気を失いそうな状態で、そのまま点滴ベッドに運ばれた。 朦朧とする意識の向こうに、ぽたり、ぽたり点滴の液が垂れるところを見ながら、身体が存在していてそれが元気に動き、ただ生きていることはなんてすごいことなんだろう、と思わずにはいられなかった。 ユウ君といた時のわたしは、痛みのとまらない全身を引きずるようにして日々を過ごしていた。彼と離れたあとの4月 […]…